【お知らせ】令和6年度「女性躍進賞」受賞者を技術支援センターの渡邉高子技術専門職員に決定しました。

　文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ（牽引型）」の代表機関である本学と、共同実施機関である長岡工業高等専門学校および株式会社イートラストとともに、女性活躍推進のため、令和2年10月に創設された「優れた女性研究者賞」の見直しを行い、企業からの応募も視野に入れ対象を技術者に拡大。今年度から「女性躍進賞」「女性新進賞」に改めた。

　対象は、連携機関に所属する准教授相当以下の女性研究者・技術者（准教授・講師・助教およびこれらに相当する技術者とする。教授は含まない。）のうち、女性躍進賞は5年　以上、女性新進賞は3年以上在籍する者で、優れた業績を挙げ、技術開発の発展、向上に貢献したと認められる者とします。女性研究者・技術者を顕彰することにより、一層の活躍を願うと共に、女子学生や若手研究者・技術者にとってのロールモデルとなり、工学をはじめ自然科学系分野へ進む後進を励まし、増やすことを目的とするものです。　

　科研費を度々獲得され、教育支援に力を入れておられる点を高く評価し、ぜひ、今後も継続していただくことを期待します。すでに障害のある学生に関する勉強会を進めていただいているところではありますが、近年のニーズも高まっておりますので、これからも積極的かつ継続的に取り組んでいただきたいと考えます。若手を含めた技術職員の育成は、ネットワークを拡大化することにより大きな活動に発展する可能性があると感じますので、これからも学内リソースを活用しながら継続していただきたいです。
　本賞は、女性研究者・技術者が最も少ない工学系分野での女性の活躍を紹介し、後進を励ます意義をもっています。渡邉氏には、この機会を通じて学内の男女共同参画推進に、より積極的にご参画いただき、支援先研究室の女子学生や技術職員に限らず、後進のロールモデル及びパイオニアとして、一層の活躍を期待します。

　最後になりますが、吉井技術長をはじめ、技術支援センターにおきまして、渡邉氏のさらなる活躍を支えていただくと共に、後に続く女性研究者・技術者の育成に一層ご尽力いただけますよう心から期待いたします。