【開催報告】令和3年12月8日(水)ダイバーシティ研究環境実現中間総括シンポジウムを開催しました
本シンポジウムは「工学系分野におけるイノベーションと男女共同参画」をテーマに開催し、講師の上野千鶴子先生より「工学系分野における男女共同参画 今、大学や企業に求められること」についてご講演いただき、パネルディスカッションでは「工学系分野における女性研究者の現状と課題」を切り口に工学系分野で男女共同参画推進が必要な理由を、男女共同参画推進に理解や実績のあるパネリスト及び本学関係者に各々の立場からお話しいただくことで、組織や地域全体の意識改革を促しました。
また、一般質問では多様な意見にパネリストが直接回答し活発な意見交換が見られました。
本シンポジウムでは、本学のみならず、連携・協力機関、各企業、一般から延べ155名のご参加があり、終了後のアンケートにもご回答いただきました。ご参加いただいた皆様誠にありがとうございました。
開催日時 令和3年12月8日(水)13:30~16:30
(1)「優れた女性研究者賞」表彰式 受賞者:長岡技術科学大学 機械創造工学専攻 溝尻 瑞枝 准教授
(2)報告「中間報告 事業成果と今後の課題」 報告者:山本男女共同参画推進室長
(3)第一部 講演会 「工学系分野における男女共同参画 今、大学や企業に求められること」
上野千鶴子氏(東京大学名誉教授、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長)
(4)第二部 パネルディスカッション「工学系分野における女性研究者の現状と課題」
パネリスト
・上野 千鶴子 氏
・山村 康子 氏(国立研究開発法人科学技術振興機構 プログラム主管)
・中野 裕美 氏(豊橋技術科学大学 副学長(ダイバーシティ推進担当))
・日下部 治 氏(元茨城工業高等専門学校 校長)
・鎌土 重晴 (長岡技術科学大学 学長)
ファシリテーター:和田 安弘(長岡技術科学大学 理事・副学長)
参加者の声、感想
・男女共同参画における日本の現状を改めて考えさせられました。とても、わかりやすいお話で、興味深かったです。
・トップダウンでの進め方が必要と感じました。人事権がない教員では、どうしようもない部分があると考えます。そのため、今やれること、つまり理系人材の育成とその芽を育てる活動(小中学生や高校生を対象とする出前授業など)を今まで以上に取り組む必要があるとも考えます。
・今回のシンポジウムはオンラインではありましたが、とてもよかったと思いました。このダイバー事業が国策の一環であると思いましたし、長岡技術科学大学が、国立大学法人としてこの事業にどう取り組むか、をしっかりウォッチしていきたいと思いました。